次代に残したいクワガタ達の夏
2023年 東京・多摩地区

                                              
                                              
                                              
                                              
                                              
                                              
 東京・多摩北部に位置する昆虫バカセフィ                          
ールドには、街中に点在する雑木林など里街                          
が広がっていて、夏には多くのクワガタムシ                          
やカブトムシで賑わいます。                                 
                                               
 このクワガタ達の夏を、何とか次代に残し                          
たいと願います。                                      
                                              
                                             

 2023年7月26日夜  20時頃、気温は30度。

 昆虫バカセフィールドが、クワガタムシやカブトムシで最も熱い今を記憶に残そうと、彼らが多く集まりそうなポイントを巡りました。


<昆虫バカセフィールドのヒラタクワガタ
 2023年49回目の遭遇>


 まずは 陽があまりあたらない 狭くて暗い雑木林に入りました。

 ポイントのクヌギに向かう途中、足下を照らす弱い光の懐中電灯で 通りすがりのコナラの根元付近を偶然照らすと、クワガタらしき陰が動きました。

 小さいノコギリクワガタかなと思いましたが、近づくとヒラタクワガタでした。

 今年49回目に遭遇した(41匹目の)、ここ狭くて暗い雑木林では今年初めて遭遇したヒラタクワガタです。

 体長は32mmぐらいでしょうか。ヒラタクワガタは比較的希少種とは言え フィールド全体に分布していて、ある頻度で必ず出会うことが出来ます。時には、このような”へんぴ”な場所で出会えます。

 昆虫バカセフィールドのヒラタクワガタ
 2023年50回目の遭遇は
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 お目当てのクヌギでは、いつも賑わっていた正面は閑散としていましたが、右横の根元にカブトムシが群れていました。

 左側では 体格が良い雄同士が戦っていて、角がぶつかり合う”ガシッ”という音が心地よいです。

 左上の雄は 低い臨戦体勢からして”やる気満々”で、下から攻め上がってきた雄を一瞬で大きく弧を描くように投げ飛ばす様子を見て、思わず(心で)拍手しました。


 つぎは 昆虫バカセフィールドで集クワ力歴代No.1のシラカシを覗きました。

 右(に120度回った)側面では、上にカブトムシが居座り、下ではコクワガタが6匹 動き回っています。

 1匹の雄が雌を追ってカップルになり、もう1匹の雄は別の雌を追いかけているのかと思ったら、間違えて小さな雄を追いかけているようです。

 大顎が極めて小さい雄のコクワガタは、雌と間違えられて雄に追いかけ回される場面を、よく見かけます。

 このシラカシで クワガタの居場所を角度で表現するのは、角度単位で(小集団ごと)群れているからです。

 左(に120度回った)側面では、ノコギリクワガタが集っていました。

 今一つこの動画からでは、この木の盛況さは伝わり難いと思いますが、今夜もこの木1本だけでクワガタムシとカブトムシの総数は30匹は優に超えていると感じました。

 今夜は(疲れるので)数えていませんが、場合によっては点在する一つの雑木林内全体分の個体数を超える日もあります。


 つぎは 昆虫バカセフィールドで集クワ力歴代No.3のクヌギ林のクヌギの大木を覗きました。今年は、今のところ工事の影響で不調が続いていますが、今夜はどうか?

 今夜は、なかなか繁盛していました。今年一番です。カブトムシが3匹陣取る中で、コクワガタも多く集まっていていました。

 コクワガタ同士の決闘も、なかなか迫力がありました。


 さいごは クヌギ林の第3のクヌギを覗きました。2021年にオオクワガタが(根元付近で)見つかった第2のクヌギが伐採されてからは、クヌギの大木についで集クワ力があるクヌギです。

 前回訪れた7月14日も まあまあ繁盛していましたが、今夜はどうか?

 今夜もカブトムシで大繁盛していました。アカアシオオアオカミキリのペアも確認で来ます。別のアングルではノコギリクワガタも数匹確認できましたが、カブトムシが支配するこの樹液では クワガタは近寄れないのか、見かけません。


 点在する雑木林が宅地化されるなどして年々縮小していく中で、このような真夏の熱い昆虫ワールドが まだ存続しています。

 何とかこのまま、次代まで残って欲しいものです。

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 このような自然に触れると癒やされます。現在の自然は維持したいと願ってやみません。

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内容 次代に残したいクワガタ達の夏
2023年 東京・多摩地区
Eメール hydro-servo-k@ab.auone-net.jp
作者 昆虫バカセ
更新日 2023年7月27日