コカマキリは、カマキリの中で最も長生き
かもしれません。2023年は、年の瀬の
12月29日に、墓地の通路で見かけました。
地上性なので、落ち葉や墓石の隙間で暖をとり、
同じ環境で暖をとる小さな昆虫を食べているの
でしょうか?
2023年12月29日昼 11時30分頃、天候:晴れ、気温:10.8℃、
義父の7回忌の法要で、クツワムシの森近くの墓地に行きました。
日光がよくあたった墓石間の石畳の通路上で、コカマキリの雌を見つけました。
日頃は、夜の樹液を中心にウォッチングしているせいか、コカマキリの個体数が少ないせいか、コカマキリに遭遇した明確な記憶は、幼少期(に愛媛県八幡浜市の祖父母宅の玄関先で確認したもの)まで遡ります。
会いたいと思っていたコカマキリに、久しぶりに、こんな年の瀬に出会うとは、驚きました。
オオカマキリやハラビロカマキリは、11月下旬頃まではよく見かけますが、いずれの個体も前翅にはシミが目立ち、体全体が痛んでいる場合が多いと感じていますが、 このコカマキリは12月末まで生き延びている上に、全体的にとても綺麗です。
この時期まで生き延びている(長生きな)理由として、コカマキリは地上性のため、落ち葉や置き石の隙間で暖をとり易い性質が関係しているのかもしれません。
ここは墓地なので、夜は 墓石の間で冷たい風を避けやすく、昼は暖まった墓石や石畳の上で暖をとることができ、年間を通して花が供えられていて、花の周囲には今日も、小さなハチが舞っていました。これらの昆虫を獲物にすることが可能です。コカマキリには、特に好都合な環境なのかもしれません。
石畳の上だから日光で暖まっているとはいえ、気温は11℃ぐらいなので、殆ど動きません。しばらく観察した後は、お墓参りの人々に踏まれる懸念があるため、花壇に生えたツツジの枝にそっと移しました。
このような自然に触れると癒やされます。現在の自然は維持したいと願ってやみません。
内容 | 2023年~2024年 冬の昆虫ウォッチング |
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作者 | 昆虫バカセ |
更新日 | 2024年1月3日 |