2022年8月31日夜 8月の最終日19時30分過ぎ、気温は30度 近所の雑木林と保全緑地をウォッチングしました。雑木林では、最初に エビガラスズメに出会いました。去年に続き2度目の遭遇です。この蛾も個性的で 目はウサギのように可愛いのに、背中には恐ろしい目つきの顔が描かれています。長い年月を要した進化の過程に何があったのでしょうか?
この雑木林の特性もだんだん分ってきて、林に入るとすぐに、集虫力がここでNo.1の(いや、もしかすると昆虫バカセフィールドでも今年No.1かもしれない)細めのクヌギに、自然と足が向かいます。この木の直ぐ先は住宅密集地であり、ライトを照らすことすら憚れるような場所に生えています。
今日はどうか? 上の樹液では、少なくとも ノコギリクワガタ3ペアと、コクワガタ1♂、ハラビロカマキリが確認できます。
下の樹液では、コクワガタ4雄、1雌が確認出来ます。 他にも、幹に点々とノコギリクワガタとコクワガタ、シラホシハナムグリが付いていました。
保全緑地では、樹液の匂いがプンプンしている大きなクヌギで前回同様、樹上1m程の樹液に複数のツヅレサセコオロギが集まっていました。さらに今日は、国内最大の(昆虫界のカナリヤこと)エンマコオロギの雄も樹液を吸っていました。この緑地では、コオロギが樹液を吸う独自の文化が栄えたのでしょうか?
今日は、カブトムシを見かけませんでした。もうそろそろ自然界でカブトムシに出会える刻限でしょう。ノコギリクワガタとコクワガタは、共に2桁見つかりました。まだまだしばらくは、クワガタの夏が続きそうです。しかし 今年は、昆虫バカセフィールドでヒラタクワガタを確認していません。昨年は20匹以上確認できたことから、昨年末から今年にかけて行われた ヒラタクワガタの発生源と考えられる河川敷の、粗暴な護岸工事の影響であることは否めません。
このような自然に触れると癒やされます。現在の自然は維持したいと願ってやみません。
内容 | 東京・昆虫ウォッチング・クワガタ達の夏はまだまだ続く |
---|---|
Eメール | hydro-servo-k@ab.auone-net.jp |
作者 | 昆虫バカセ |
更新日 | 2022年9月1日 |