東京・昆虫ウォッチング・クワガタ達の夏はまだまだ続く

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 2022年8月31日夜  8月の最終日19時30分過ぎ、気温は30度 近所の雑木林と保全緑地をウォッチングしました。雑木林では、最初に エビガラスズメに出会いました。去年に続き2度目の遭遇です。この蛾も個性的で 目はウサギのように可愛いのに、背中には恐ろしい目つきの顔が描かれています。長い年月を要した進化の過程に何があったのでしょうか?

エビガラスズメ_中学校裏の林_2022年8月31日19時50分気温30度

 この雑木林の特性もだんだん分ってきて、林に入るとすぐに、集虫力がここでNo.1の(いや、もしかすると昆虫バカセフィールドでも今年No.1かもしれない)細めのクヌギに、自然と足が向かいます。この木の直ぐ先は住宅密集地であり、ライトを照らすことすら憚れるような場所に生えています。

今年集虫力No.1のクヌギ_中学校裏の林_2022年8月31日19時55分気温30度

 今日はどうか? 上の樹液では、少なくとも ノコギリクワガタ3ペアと、コクワガタ1♂、ハラビロカマキリが確認できます。

ノコギリクワガタ-3ペア_今年集虫力No.1のクヌギの上_中学校裏の林_2022年8月31日19時55分気温30度

 下の樹液では、コクワガタ4雄、1雌が確認出来ます。 他にも、幹に点々とノコギリクワガタとコクワガタ、シラホシハナムグリが付いていました。

コクワガタ4♂1♀_今年集虫力No.1のクヌギの下_中学校裏の林_2022年8月31日19時55分気温30度

 保全緑地では、樹液の匂いがプンプンしている大きなクヌギで前回同様、樹上1m程の樹液に複数のツヅレサセコオロギが集まっていました。さらに今日は、国内最大の(昆虫界のカナリヤこと)エンマコオロギの雄も樹液を吸っていました。この緑地では、コオロギが樹液を吸う独自の文化が栄えたのでしょうか?

 今日は、カブトムシを見かけませんでした。もうそろそろ自然界でカブトムシに出会える刻限でしょう。ノコギリクワガタとコクワガタは、共に2桁見つかりました。まだまだしばらくは、クワガタの夏が続きそうです。しかし 今年は、昆虫バカセフィールドでヒラタクワガタを確認していません。昨年は20匹以上確認できたことから、昨年末から今年にかけて行われた ヒラタクワガタの発生源と考えられる河川敷の、粗暴な護岸工事の影響であることは否めません。

 このような自然に触れると癒やされます。現在の自然は維持したいと願ってやみません。

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内容 東京・昆虫ウォッチング・クワガタ達の夏はまだまだ続く
Eメール hydro-servo-k@ab.auone-net.jp
作者 昆虫バカセ
更新日 2022年9月1日